2023年5月3日の日本武道館ストリートスライダーズライブに参戦したので空いた時間で武道館近くの神保町にてアンティーク資料を探してきました。
私が描く長編マンガはファンタジーですが架空の時代設定をします。その参考資料を探してみました。5月3・4日と行ってみたのですが狙っていた古書店が軒並み店休日(涙)、小規模の店舗が多いので祝日は休みなんですよね。そうか~リサーチが足りませんでした。
しかし、粘ってお手頃な資料を澤口書店にて入手してきました。
時代を追って生活が飛躍的に豊かになっていくのが分かります。
澤口書店
神田神保町1-7 厳松堂ビル1階
一つ目は『LE JOURNAL』
「1891年に創刊された生活風刺週刊誌。カラーは表紙だけだが、モノクロのカットも含め、描写にトンチきいたイラストレーションが多い。ビジュアルメディアの本流」(本屋さんの説明文)
1904年と1905年の2部、大きな一枚紙に印刷して4つ折りされています。自分で折り目を切って新聞型にするみたいです。もう紙もモロモロでファイルに入れて保管しています。フランス語が分からないので意味はさっぱりですが地球儀、自転車、お酒、蓄音機など広告部分が興味深いです。この時代の女性の服装は足元まで裾があるスカートです。
二つ目が『Theatre MAGAZINE』
詳細はわかりませんがアメリカの演劇雑誌のようです。表紙がモダンで素敵ですね。
1929年版です。スカートの裾も短くなりフラッパーというファッションスタイルが載っています。ぐっとモダンになっていますね。フラッパーというのは1920年代に流行した丈の短いスカート、ショートヘアのボブカットが印象的なスタイルです。『華麗なるギャッツビー』に登場したデイジーというと、「ああ、あんな感じ」と思う方も多いのではないでしょうか?中にはたばこ、香水、腕時計、車などの広告が載っています。私はこのフラッパーというファッションが素敵だと思うんですよね。
三つ目は『L'Illustration』
フランスの挿絵入り週刊新聞です。新聞といっても冊子状になっています。
1934年版です。海軍省文庫の払い下げ品のようで日本文化に関するページは赤ペンでチェックが入っています。中身は腕時計、車、冷蔵庫、扇風機、カメラ、テニスやゴルフ関連用品、家具、水着姿の女性、お酒、バイオリンなど多様な広告が載っています。女性はワンピース姿など今でも通用する服装に見えますね。急激に生活が豊かになっているのがわかります。
神保町で買ったわけではありませんがファッションについてはこちらの本も参考になります。
『ウィメンズウェア100年史』
著 キャリー・ブラックマン,
翻訳 桜井 真砂美
1901年から現在まで女性ファッション史が紹介されています。
神保町からの帰り際こちらの本が目に入ったので購入しました。
私の長編マンガには植物を育てる少女が登場するのでその参考書です。
『たねの生いたち』
著 西田誠