2023年5月6・7日大阪コミコンにて人生2大推しの一人マッツ・ミケルセンさんに会いに行きました。もう一グループはストリート・スライダーズです。
マッツの顔は難しい、画像はトレースなのになんかこう違う、う~~~ん。それはさておきコミコンとはコミックコンベンションの略で漫画(主にアメリカンコミック)を中心としたポップカルチャーのイベントです。今回大阪は初開催でした。
おなじみ格安航空Peachにて関西空港到着後、「みんなマッツに会いに行くに違いない、会場のインテックス大阪の最寄りのハイアットリージェンシー大阪行きの高速バスが満員だったらどうしよう」などと思っていたのに、なんとバスは貸し切り状態、会場につくと事前に購入した入場とサインチケットのQRコードをWILLCALLで紙のチケットに交換、東京には割と行くのですが大阪には不慣れで、ここまですんなり進んでホッと一息して入場です。
これがインテックス大阪、建物自体は割と古いですがスタッフさんはみんなとても親切です。東京コミコン2017のスタッフさんは殺気立っていましたが、大阪の土地柄でしょうか?かなり安心感があります。事前に作戦を立ててきたので、まずはステージエリアへ直行です。2時間前ですが13:30のマッツのステージに待機です。会場はすでに満員、立見席の中段に位置しましたが、私は背が低いのでステージがよく見えません。椅子席から退席する方の後に滑り込もうとするもうまく座れずやっぱり立見席に戻るなどして、マッツの『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』特別ステージがスタート。うう、ちょっとしか見えない、ううう。「もっと大きな会場でしてほしい、質問コーナーで手を上げたかったよう」とかもやもやしながら、生マッツはチラリとしか見えず、スクリーンは斜め過ぎてこれまたよく見えず、あっという間にステージが終わってしまいました。
食事をとってサインや写真ブースがあるセレブエリアや物販エリア・出展者ブースなどを見て回ります。なかでもDCコミックの見本ブースがあったので後で購入しようと一冊づつじっくり見ていきます。バットマンシリーズで絵やコマ割がかっこいいものがあったので帰ってからamazonで購入しました。
バットマン アイ・アム・ゴッサム
日本の漫画は作家性を重視しますが、アメコミはいろんな人が作画するようで絵柄が色々です。アメコミは日本とは逆で左から右に読んでいきますが慣れないと読みにくい。集中線や感情を伝える線がないですね。漫符というそうですよ。あれは日本独特の物なんでしょうか?ですが絵はすごくいいです。アメコミらしさ、劇画調?って何でしょうね?影の多さですかね。この本を数ページトレースしてアメコミの魅力を分析してみたいですね。
とにかく美しいのです、もちろんお顔もですが、役を演じるその姿がその多面性が、その憂いが、深みのある狂気がすべてがいいのです。オタク気質の私はすぐさま日本で観れる作品はほとんど鑑賞し、映画以外の動画や写真も見まくりました。
そこには演技以外の場面では気さくでサービス精神あふれるマッツ・ミケルセンがいたのです。スポーツ好きでジャージ姿でどこへでも出かけるマッツ、タキシードでスニーカーを履いたマッツ(革靴忘れたでしょ、ツッコミを入れたい)、眠いのを我慢して頑張ってインタビューに答えるマッツ(日本でいう24時間テレビのような感じで徹夜明けのようでした)、世界中に熱狂的なファンがいるのに奥さんに片思いに見えるマッツ、ファンを大切にするマッツ、魅力をあげればきりがありません。
それに対して演技の中ではオオカミのような視線と抜群の身体能力で役に躍動感と生命力を与え、デンマーク出身で英語圏の人から見ると訛りがあるので悪役をすることが多いのですが悪役に人間らしさを落とし込みます。
パーテーションで囲まれている写真ブースから時々歓声やどよめきが聞こえてきて、うんうん、わかるわかる。私も東京コミコン2017で初めてマッツに会ったときは変な声が出たもんと共感していました。初めて会うマッツは金色に輝いていて3次元に実在していました。写真撮影の順番が回ってくるとまるで舞踏会で令嬢を誘うかの如く手を差し伸べられ、「お・お・おっ、手・手・手、手が触れる、ぎょぎょぎょ」と思う間にくるりんぱと肩を組まれて「パシャ」、これまた「あ・あ・あ、もうお別れ、いやだ~マッツぅ~」と思う間にこれまたくるりんぱと見送られました。たぶん5秒ぐらい、まさに夢のようでした。しかしすごいのは最後まで目を見ていてくれたことです。
無論ビジネスフレンドリーなのですが、一部の隙も無く真にプロフェッショナルな対応で本当に感銘を受けました。ちなみにマッツは神ではなく体を持った人間でした。体は柔らかく温かかったです。そんなことが、そうなんだ人間なんだと思うくらい完璧に美しかったです。
2度目にあったのはハリコン2019です。ハリコンとはハリウッドコレクターズコンベンションの略でハリウッド俳優との交流イベントになります。コミコンにはたくさんの俳優さんがゲストに来るのですが、ハリコンは一人の俳優とファンが交流します。このイベントではマッツを囲むパーティがあったのですがチケット争奪戦に敗れ(号泣)、写真とサインチケットはゲットすることができました。ちなみにサインをもらうとき蛇行した列に並ぶのですが、その間マッツ見放題です。もう一度言います、マッツ見放題です。
使えるものが良いと思いグッズ売り場にあったエプロンにサインしてもらいました。サインを渡されたとき映画で見るような最高の表情で見つめられ、幼児のように「ありがちょ~(小声)」とよろめきながら言うのが精一杯でした。「マッツに見つめられても私生きてる、すごい」とさえ思ったものです。
そして今回3度目、前回までのチケットは15000~16000円だったのですが、今回は円安の影響もあり25000円の大幅値上がりとなってしまいました。会場に行くだけで大変ですから贅沢はできません。サインチケットのみ手に入れました。今回はファンの数が途方もなく増えていて、「ファンタスティック・ビーストの影響力凄いですわ~、冒頭のあのシーンでやっぱり落ちますわね。もうすぐ手の届かない人になってしまいそう(元から手は届かないのですが)」とちょっと寂しくなってしましました。しかし人気があるのは良いことです。来日する理由ができますからね。
今回のサインは漫画の設定ノートの革のカバーにしてもらいました。ここにあとスライダーズのサインがもらえれば完璧ですが、難しいかな?さすがに3回目なので1・2回目のような感動はありませんでしたが、驚異的な数のファンを閉会時間を過ぎても一人ひとり丁寧に丁寧に対応する姿を見て、尊敬できる素晴らしい人だと再認識しました。サイン会の時はマッツ見放題なのでじっとりと見ていたのです。マッツはファンも自分も対等なのだと思っているように感じます。あれだけの世界舞台で活躍するのにおごりのような感情を感じられないのはやはり純粋なんだろうな。マッツはグランドフィナーレで「今までのコミコンの中で最もワイルドだった」と語ったそうです。あまりのしんどさに日本を敬遠するんじゃないかと心配になったりします。
マッツ・ミケルセンに興味を持った方へのおすすめ
アナザーラウンド
家庭に仕事に悩める中年男性を演じるマッツ、「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を確かめる実験を開始します。カジュアルに踊るマッツも楽しめる、死んでしまう展開が多いマッツ映画にしては気楽に見れます。マッツ初心者にぴったりです。
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
18世紀のデンマーク王宮を舞台に侍医ストルーエンセを演じます。マッツってちょっと素敵だなと思ったあなたへ、華麗に舞踏会で踊るマッツが楽しめますよ。前半までイケイケGOGOです。マッツの魅力が凝縮された1作です。
ハンニバル(テレビドラマ)
おなじみハンニバル・レクター博士をマッツが演じます。全編マッツのPVと言っても過言ではなく、お料理マッツ、お食事マッツ、アクションマッツ、バイクマッツ、羊なでなでマッツ、いろんなマッツが楽しめます。ただし残酷描写が多いのでお気を付けください。これでマッツにどっぷりつかること間違いなしです。
こうして私のオタクバッグに大阪コミコン2023の思い出が追加されたのでした。