取材

これぞ!進水式‼

大分県佐伯市 三浦造船 進水式

大分県佐伯市 三浦造船の進水式に行ってきました。
早朝、駅からJR・高速バス・再びJRを乗り継いで佐伯駅に到着したのは午後2時前、途中佐伯駅では交通系ICが使えないことがわかり交通系が使える途中駅で降りて現金で切符を買い直し50分ほどロスをしました。
1日目は特に日程を決めてなかったので国木田独歩館に行ってみるとGW明けということで代休でお休み。
駅に戻ってから道の駅的なところでお土産を買おうかと思ったら閉店寸前。
気を取り直しホンダ重工業が見下ろせる進水式スポットを観光案内所で教えてもらったので濃霞山に行ってきました。運動不足の体には厳しいですが10分ほどで頂上の整備された展望所に到着。ふう、いいところでした。ここで進水式を見る人はなかなかの通ですね。私はまだ間近で見たいです。
夕飯は中太ヤワヤワ麺、背脂たっぷりの佐伯ラーメンとチキン南蛮単品を完食、美味しかったです。
近くには四国の宿毛に行けるフェリー乗り場や大入島に行けるフェリー乗り場もあるのでそちらにも興味があります。島で1泊もいいですね。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式

大分県佐伯市 三浦造船 進水式
5月9日9時より(株)三浦造船所499G/T貨物船の進水式です。宿を8時に出発、20分ほど歩いて造船所に到着、アーチ型の出迎えゲートをくぐると日本文理大学附属高校のブラスバンド部が練習をしています。youtubeで三浦造船所の進水式を見たときのBGMは録音されたものと思っていたのですがなんと生バンドなのです。地域全体で造船という産業をもり立てて行こうという姿勢を感じます。カメラマンや地域の方が続々と集まってきます。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
センシュ入場のアナウンスが流れ「選手入場」?と思っていたら「船主入場」なのでした。工員さんと見学客の拍手の中、ぞくぞくと船主ご家族の方、関係者の方が入場、記念撮影のあと幕で囲まれた壇上に登られます。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
その後餅まき・船主が兄弟ということなので「兄弟船」の演奏、祝詞が終わりいよいよ進水です。進水式にはずれなし、期待が膨らみます。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式私はいつもここで船主はどんな気持ちでこの進水を見るのだろうかと思います。これからの事業への期待・不安、船の所有者となる気持ちの高揚いろいろなことがない交ぜになって、時は来たり「進水」です。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
支綱切断、潜水式用の斧で手綱が切られシャンパンが割れトリガーが外されます。(トリガーってどれ?)ゆっくりとそして確かな加速度で船は海に向かって進みます。ここで!日本文理大学附属高校吹奏楽部による「宇宙戦艦ヤマト」が演奏されるのです。感動的です!これ以上の選曲があるでしょうか?三浦造船所ではいつもこの曲を演奏するようです。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
くす玉が割れ紙吹雪とテープが風に乱れ舞い風船が飛んでいきます。この光景と宇宙戦艦ヤマトの歌詞「♪運命背負い今飛び立つ、必ずここへ帰ってくると手を振る人に笑顔で別れ♪」が相まって、グッと来るものがあります。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
これぞ進水式!、雲一つない快晴の中いつまでも紙吹雪が舞い名残を惜しみます。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
船の内部はまだこれからのなので自走することのできない船はタグボートに連れられて行きます。横には次に進水を待つ船が制作中です。進水を見届けふと気づくと潜水士の登場です。潜水士さんはどんな役割があるのか?いまだ謎です。
大分県佐伯市 三浦造船 進水式
今回で5回目の進水式見学でしたが、どれも素晴らしく感動的です。中でも佐伯市の今回見た三浦造船所、数年前に見た本田重工業、まだ未見の佐伯重工業は吹奏楽の生演奏やくす玉の演出など、エンターテインメント性のある演出をされていてとてもワクワクします。
大分県 佐伯市 三浦造船 進水式
無料で予約もいらずJR佐伯駅からどの造船所も徒歩圏内です。これほどの巨大な演出はどんなエンターテインメント施設も敵わないと思います。佐伯市では年に10回ほど進水式が行われているので興味がある方はぜひおすすめです。
私はすべての進水式を見学したいくらい進水式が大好きです。次回は佐伯重工業の進水式を見学したい!

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